1枚のリーフレットで、印象を残す

最近、Amazonのマーケットプレイスで買い物したら、届いた品物と一緒に1枚のリーフレットが同封されていました(上の写真)。

梅の花の小さな写真と、「お子様の健やかなるご成長…」という言葉が目に入り、ついと手に取って目を通しました。

リーフレットに書いてあったこと

今回買ったのは、息子のお名前はんこでした。

保育園では、オムツにも服にもいちいち記名が必要です。これまでは油性ペンでちまちま書いていたのですがさすがに面倒になり、はんこに切り替えようと思ったのです。

購入条件はシンプル。必要なサイズだけのセットであること(よくある10個前後も入っているセットはいらない)、それだけ。

そんなに時間をかけて探すものでもないので、Amazonで「お名前はんこ」などと検索して、ざーっと流し見して、3つセットの商品を見つけました。

オムツに押すのに適した大きめサイズ1個と、服に使えそうな小さめサイズ2個が揃っており、はいこれポチっと。

深夜に注文、翌日の日中にははんこにする名前を聞くメールが来て、その数日後にはポストに届いていました。

Amazon直送でも、マーケットプレイスでそれぞれのお店から届いても、商品と同梱されているのは納品書1枚ということがほとんどです。

しかし、今回届いたはんこには、上に書いたように梅の写真の入ったリーフレットが同封されていました。

お子様の健やかなるご成長、また、学業に励めますよう心よりご祈念申し上げます。

冒頭にそう書かれた後に梅の花の写真。その下に、太宰府天満宮の「飛梅伝説」が載っていました。

太宰府に流された菅原道真を追って、京の自宅に植えられていた梅が飛んできたというお話ですね。

そして最後には、

弊社のお名前スタンプは、太宰府天満宮がある福岡で50年の歴史を持つ印鑑屋さんが製造した商品です。
お子様のご成長を願い、心を込めて製作しております。

…とあり、よろしければレビューをお願いします、と締められていました。

「その他大勢」から抜け出す1枚の紙

私はAmazonでの買い物では、早く(時には)安く買え、品物が正確に届くことを求めます。それは多くの人も同じなのではないでしょうか。

それ以外は特に期待していない。

そんなところへ、このリーフレットの冒頭、「お子様の健やかなご成長…」というフレーズと梅の花が目に飛び込んできました。

思いがけず血の通った言葉に目を引かれ、広げてすべて目を通しました。

お店が福岡の太宰府天満宮近くにあること。50年続いていること。…そんな、普段のAmazonでの買い物では知ることもないこと、気にも留めないことを知りました。

その時点で、このはんこ屋さんは私にとって「その他大勢」ではなくなりました。「顔が見える」気がして、いい印象を持ったのです。

お名前はんこなんてそうそう頻繁に買うものではないので、次回があるかどうかはわかりませんが…少なくとも、レビューはしようという気になりました。

Amazon上でこのはんこ屋さんの商品のレビューを見ると、「丁寧なお手紙までつけていただいて…」「歴史あるお店が作っています」といった記載もいくつかありました。

「歴史ある」や「老舗」というコメントは、リーフレットが読まれている証拠でもあります(上記、引用した箇所に「50年の歴史」という記載がありますね)。

Wordで作って家庭用のプリンタで出力したような、素朴なA4・1枚のリーフレットによって、購入者のお店に対する印象は確実にアップしているのです。

やってみたい…でも、何を書けばいいの?

ネット上での物販やレンタルを手掛けている方なら、リーフレット同封はすぐに使える手段です。

ちゃんとデザインして印刷会社に出して…となると時間もお金もかかりますすし、腰も重くなってしまいますね。
でも、今回ご紹介したはんこ屋さんのように、Wordで作ってプリンタで印刷という形でも、十分お客さまの心をノックすることができると思います。

じゃあ、何を書けばいいの?少し悩みますね。

今回のはんこ屋さんは、うまく自店の立地と歴史を結びつけていました。学問の神さまの近くで50年続いたお店で、お子様の幸せを願って心を込めて作っていますよ、と。

でも、自社がどこであっても、歴史がなくても、商品に対する思い、お客さまに対する思いを伝えれば、まずはそれでいいと思います。名刺大のカード1枚でも、差別化につながることもあります。

  • どうしてその商品を扱っているのか
  • 商品の特徴、使い方の説明
  • 商品によって、お客様にどうなってほしいか

…最初は、こんな感じで。

伝える面白さや手ごたえを感じたら、そこからどんどんブラッシュアップしていきましょう。
難しければ、プロの手も借りて。

伝わる嬉しさ、ぜひ多くの方に実感してほしいと願っています。

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