他人に期待するエネルギーは、すべてムダ。

20代後半、おそらく上京してから買った料理本『19時から作るごはん』内のエッセイに書かれていた言葉です。

現在は、私が買った2004年版はkindle版のみとなっており、紙の本としては2011年に文庫版になって出ているようです。

もう手元には残していない本なのですが、この言葉は鮮烈に覚えています。

期待するから、不満も怒りも生まれる

著者の行正り香さんは高校3年時からアメリカに留学し、ホームステイをしていたそうです。

滞在していた家庭で毎日の食事作りを任されていたのですが、食材の買い出しや料理を日々頑張っても、ホストファミリーからは特にねぎらいの言葉も、感謝の言葉もなかったといいます。

著者は「毎日頑張ってるのに、誰も褒めてくれない」と、自分の母親に愚痴をこぼします。

そこでお母さんが言ったのが、今回の言葉です。

「他人に期待するエネルギーはすべてムダよ」

相手に期待するから、その期待が叶わないことで不満や怒りが生まれます。

そしてお母さんは、ホストファミリーはどこの馬の骨ともわからない異国の娘を家においてくれて、役目まで与えてくれる。むしろ感謝しなさいと諭すのです。

その言葉が転機となって、著者は日々の食事作りに前向きに取り組めるようになりました。そしてこの体験が、のちのち料理研究家(今はライフスタイル分野全般でご活躍のようですが)という仕事に繋がっていきます。

期待が起こす「エネルギー漏れ」

昨日のコーチング講座の場で、同じような言葉に出合いました。

セッション実習の場で、クライアント役の私が選んだテーマは「平日の夜、息子にすぐイライラして怒ってしまうのをやめたい」でした。

そのためにどうしたらいいか。さまざまな角度から質問を受けて話している中で、確か自分の口から言ったことでした。

「期待するからダメなんですよね」

そう、自分を変えることはできるけど、他人を変えることはできません。
だいたい、2歳児がこちらの期待通りに動くことなどほぼ皆無。

期待を裏切られれば、そのたびに感情はマイナスに振れます。

感情が動けば、エネルギーを使う。だから、いちいち息子の行動にイライラしていたら、私のエネルギーはどんどん漏れていくことになります。

エネルギー漏れ→疲れる→さらにイライラする…という悪循環です。

そして、自分のエネルギー漏れを止められるのは自分だけ。

行正り香さんのお母さんが言ったように、自分の見方を変えられれば、エネルギーをムダに垂れ流さずに済みます。

平日、息子と過ごせる時間は実はとても短い。

その大切な時間を守るために、日々鍛錬です。

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